10年間の新庄ロスからの脱却

2016年8月25日

※前回からのつづき

2006年 北海道日本ハムファイターズのシーズン最終戦は、スーパースター 新庄剛志 の引退試合であり、勝てば数十年ぶりのリーグ優勝の掛かった大一番となり、札幌ドームは超満員。もの凄い熱気を帯びておりました。

この試合を生観戦できた私。この試合の意味合いを私なりに解釈したところ 『スーパースターの伝承儀式』 であったと感じました。 
新庄剛志というスパースタ―が引退試合で大活躍! というゲームではありませんでした。
スパースターが伝承された選手が 当時2年目の ダルビッシュ有 であったと生で観ていて感じました。

当時のダルビッシュ選手は2年目で先発ローテーションも任され、数日前に先発し、そのシーズンの12勝目を挙げていました。
報道では、当時のヒルマン監督が最終戦も中継ぎでダルビッシュを登板させると明言しておりました。
私は、「本当に大丈夫なのか?」 と少し不安を抱いておりました。
というのも、当時のダルビッシュ選手の投球スタイルは、現在のバリバリの右の本格派!という感じでは無く、ストレートはMAX144キロくらいで変化球を多投する技巧派というイメージがありました。
ですので、本来の先発ではなく中継ぎでゲームの途中から出てきて本当に抑えられるのか?という不安を感じてしまっていました。

試合は、ホークスに先制されるも田中賢介選手・セギノール選手のホームランでファイターズが逆転。
そして、中盤に予告通り ダルビッシュ有 がマウンドに上がりました。
私の抱いていた不安の通り、回の先頭打者 カブレラに変化球を打たれノーアウトのランナーを出してしまったのです。
しかし、私の不安が的中したのはここまででした。
ココからのダルビッシュが凄かった!
次の打者の初球。 ストレート。 145キロ。
私の観戦している周りの観客も 「おっ、今日はダルビッシュ、ストレートちょっと速いんじゃない?」 と言っておりました。
2球目。 ストレート。 146キロ。 「おっ、イイね イイねー。ストレート伸びてるねー!これで得意の変化球で打ち取れるんじゃないの?」
3球目。 ストレート。 147キロ。 三振奪う。 「・・・・・。」 会場はざわつき始める。 「なんか、今日のダルビッシュやばくない?!」
スピードガンも普段のストレートよりも数字が出ていたのですが、観戦していた人々は実際のボールの球筋や力強さに完全に魅せられていました。一球投げるごとに球速が上がって行く。
次の球。ストレート。148キロ。  「スッゲー!めちゃめちゃ速い!!」  ダルビッシュが一球投げるごとに球速が上がって行くのにシンクロして会場のテンションも上がって行く!!

そして、 次の球! ストレート!! 149キロ!!!  「うぉーーーーー!!!!」 この日最速の表示!
札幌ドーム中がダルビッシュの1球1球に大興奮!
最初にヒットされた変化球以外はオールストレートで2イニングを完璧に抑えきったのでした。

試合も、ファイターズが逃げ切り リーグ優勝獲得! 
優勝決定の瞬間は観れるわ、試合後は新庄の引退セレモニーも観れるわで大感動の生観戦でした。

その後、日本ハムファイターズはプレーオフで再びホークスと闘い、斉藤和己投手との激闘をサヨナラ勝ちで制し、中日ドラゴンズとの日本シリーズにも勝ち、なんと44年ぶりの日本一に輝いたのでした!

まさに、 「 シンジラレナーーーイ! 」 
この奇跡のような現象を人々は 『新庄劇場』 と称しました。

この『劇場』の新庄座長がチームを去った後、観客の動員は激減・・・されることは無く、伝承されたスパースタ― ダルビッシュ有がメジャー挑戦でチームを去っても・・・ 大谷翔平という、また新たなスパースタ―が誕生してくる。
これぞ、ファイターズ スーパースター列伝

北海道で、根強く浸透したファイターズ人気。
この土台を作ったのは、間違いなくスーパースター 新庄剛志!

あの試合を生で観てしまった私は、今まで10年間続いている 『新庄ロス』 から抜け出せず、あれから札幌ドームで野球を生で観ていません。あれ以上の感動は出来ないと思えて・・・。

しかし、今年 前半戦からソフトバンクホークスが10ゲーム差以上を2位以下に突き放す独走状態からの、ファイターズの怒涛の追い上げ! そして今日!なんとその差をひっくり返して北海道日本ハムファイターズが首位に躍り出たのです!!!

私の10年間の新庄ロスを脱却して、札幌ドーム生観戦したい! また、あんな感動を味わえるのでは?! そんな期待がもらえるようなファイターズの大活躍!これからどう転がるか?! 

ワクワクしますねーーー!!!
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