今月の一冊 『生を踏んで恐れず 高橋是清の生涯』

2016年11月29日

私、帰宅後の就寝前にちょっとずつ 5ページでも10ページでも 寝落ちするまで本を読む習慣をつけております。

ちょっとたまに、読んでみて面白かった本を紹介していこうかと思って、今月読んだ本をご紹介いたします。

今月読んだ本は・・・
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『生を踏んで恐れず 高橋是清の生涯』 という本。

高橋是清 日銀総裁・大蔵大臣・総理大臣などを歴任した方。
そう聞くと、高橋是清を知らない人は官僚・政治家のお堅い人物と感じるかもしれませんが、とても面白みを感じる魅力的な人物です。

以前から、司馬遼太郎の『坂の上の雲』などを読んでて登場していて、気にはなっていたのですが、今回 Eテレ の『知恵泉』 という番組で特集されているのを観て 
「超カッケ―!!」 
と、感化され次の日に図書館で借りてきて、今月読みました。

その魅力的な一面とは、まず超が付くほどの 『楽天家』 という性格。
10代で勉強がしたいと渡米するも知らないうちに奴隷契約のサインをしてしまい、アメリカで奴隷として働かされたり、英語の教師をしている時に芸者遊びにハマって教師をクビになり芸者の太鼓持ちをしたり、ペルーの鉱山を買わされるも、現地にいってみるとすでに掘りつくされた廃鉱で大損したりと、もの凄い大失敗を繰り返しているのに、常に

「自分は運がいい」

と言い続けていたほどの『超楽天家』。

どんな大きな大失敗も、その経験を踏み台にして、日銀総裁・大蔵大臣・総理大臣 までのし上がったこのカッコよさ!
のし上がったというよりも、本人がそうなってやろうという野望でそうなったわけではなく、その能力が自然とそういうポストにつかせたというような感じを読んでいて抱きました。

そして、最期は2・26事件で暗殺されてしまうのですが、それすらも日本という国家の未来の為に、また当時の日本国民の為に自ら選んだかのように感じました!

「マジ超カッケ―!!!」

魂を揺さぶられる人生ですので、ココロ奮い立たせたい方にはお勧めの、高橋是清の人生を書いた一冊です!
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