高騰したチケットを握って

2016年8月23日

※前回からのつづき

2006年 大ファンだった新庄剛志が、開幕まもない5月に、ヒーローインタビーの舞台で引退発表をした翌日に予約したシーズン最終戦の札幌ドームのチケット。
数十年リーグ優勝や日本一から遠ざかっている日ハムでしたので、『新庄現役最後の試合』と思って買った約3,000円のチケット。
新庄の引退理由の一つが、その年の開幕戦で 『札幌ドームが満員御礼』 になったからと聞きました。

当時、お客さんが入らないでお馴染みのパ・リーグでした。
川崎球場や藤井寺球場では、TV番組の『珍プレー好プレー』で みのもんたのナレーションにのって 観客が客席で流しそうめんをする姿や、カップルがイチャイチャする姿がお馴染みのパ・リーグでした。
札幌ドームに移転してからも、北海道が根強いジャイアンツ人気で、巨人戦は入るけどパ・リーグ戦はなかなかお客さんが入っていませんでした。

そんな、状況を変えたのがスパースター 新庄剛志 でした。
試合前のシートノックの時に被り物のマスクを被ってノックを受けたり、プレーオフでサヨナラホームランを打ったのにサヨナラのランナーがホームイン後一塁ランナーと喜び合って抱き合って回転した時に一塁ランナーを追い越してアウトになりホームランが取り消しになったり、オールスターで予告ホームランしておいてセーフティーバントして笑いを取り、ホームスチールを決めてMVPを獲るといような、とにかく見ていると笑えてきて元気になれる!それが 新庄剛志 でした。
そんな、新庄が開幕戦で「札幌ドームを満員にする!」と宣言して、集客の為に様々なキャンペーンを打って有言実行で満員御礼にしたとき、「使命を果たした」と感じ引退を決めたそうです。

そして、シーズン序盤での引退宣言で、「新庄が見れるのは今シーズンだけ!」と感じた野球ファンはこぞってチケットを買い以前のパ・リーグでは考えられないような大入りが続き、それに伴い日ハムのチーム成績も上昇!
なんと!2006年札幌ドーム最終戦のソフトバンク戦が勝てば数十年ぶりのリーグ優勝が掛かる大一番となったのでした!
まさにマンガのようなストーリー!そんな奇跡のような舞台が自然とできてしまう・・・ いや、創りだしてしまうのが スパースターなのです!

運命の試合当日、球場の周りには、私が5月に約3,000円で予約して買ったチケットを、「20,000円払います!譲ってください!譲って下さい!」 と高額を払ってでもチケットが欲しい人で一杯になっていました。

そんな人だかりを通り抜けて、私は札幌ドームに、もはや ” 新庄剛志 現役最後の試合ではない事が確定した試合 ” にも関わらずその価値はさらに高騰した そのゲームを観戦しに入場したのでした・・・ つづく
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